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【職場や家族のコミュニケーションで悩む人へ】脳科学が明かす!『なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか?』

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読書で新しい事を知るのにワクワクしているララです。

人間関係の悩みって、尽きないですよね。
悩みのほとんどが人間関係やコミュニケーション、という人も多いのではないでしょうか。

多くの人が日々悩んでいるコミュニケーションの問題について、解決のヒントになる本を紹介したいと思います。

なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか? [ 西 剛志 ]

著者は脳科学者の西剛志さん。

この本のタイトルを見て、「まさに私のことだ!」と思った方も多いのではないでしょうか?

私自身、人間関係で悩むことが多々あり、この本に出会ったときは目から鱗が落ちる思いでした。

ききねこ
ききねこ

丁寧に説明してるつもりなのに伝わらない事があるの、なーぜなーぜ?

[なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか? 」 西 剛志著
~はじめに~ より抜粋

【自分の脳と相手の脳が見せる世界が違う】

あなたが見ている世界とあなた以外が見ている世界は違います。
どんなに親しい間柄の人とも違います。
それは人それぞれ、脳のバイアスがかかるからです。
その違いに気付くだけで人間関係から受けるストレスは格段に減ります。
あなたとあなた以外の人が見ている世界がどれだけ違うかを知る、それだけであなたのコミュニケーションは劇的に変わります。

ー著者を紹介ー

西 剛志(にし たけし)氏は、脳科学者として特にコミュニケーションと脳の関係性について研究しています。
著作は10冊以上。テレビや雑誌などのメディアにも多数出演し、脳科学の知識を一般の人々にも分かりやすく伝える活動をされています。

なぜ私たちは相手に思いを伝えられないのか?

結論から言うと、それは私たちの脳のバイアスが人それぞれ異なるからなんです。

つまり、同じ状況でも、人によって受け取り方や解釈が全く違うということ。

これって、なんだか納得できますよね?

でも、ちょっと待ってください。

「脳のバイアスって何?」って思いませんか?私も最初はそう思いました。

でも、この本を読み進めていくと、その謎が徐々に解けていきます。

西さんは、人間の脳を3つのタイプに分類していて

これがコミュニケーションの難しさの根本にある理由と説明されています。

この本では、視覚優位型、聴覚優位型、体感優位型という3つの脳タイプに応じた効果的なコミュニケーション方法を簡単に学ぶことができます。

本記事では、この本の内容をもとに、どのようにして相手に思いを伝えるかについて紹介します。

コミュニケーションに悩んでいる方、ぜひ読んでみてくださいね!

3つの脳タイプ

1. 視覚優位型

視覚優位型の人は、目で見た情報を重視します。

「百聞は一見にしかず」というのが、まさにこのタイプの人たちの特徴です。

  • 特徴:
    • 図や絵、写真などのビジュアル情報を好む
    • 「見える化」された資料や説明を理解しやすい
    • 色彩や形状に敏感

自分の部屋や机の上がきれいに整理整頓されていて見た目を重視する方は、もしかしたらこのタイプかもしれませんね。

2. 聴覚優位型

聴覚優位型の人は、耳から入る情報を重視します。

「話せば分かる」というのが、このタイプの人たちのモットーです。

  • 特徴:
    • 音声や会話による情報伝達を好む
    • 音楽やリズムに敏感
    • 言葉の選び方や話し方に注目する

音楽を聴きながら作業をすると集中できる、という方はこのタイプの可能性が高いですね。

3. 体感優位型

体感優位型の人は、身体で感じる情報を重視します。

「百聞は一触」とでも言えばいいでしょうか。

  • 特徴:
    • 実際に体験することで理解が深まる
    • 感情や直感を重視する
    • 物事の「感触」や「雰囲気」を大切にする

ララ
ララ

新しいことを学ぶとき、まず実践してみないと気が済まない!
という方はこのタイプかもしれません

特徴を簡単に紹介しました。

ただ、特徴にあてはまるからと言って、〇〇タイプだと断定してはいけないと著者は書いています。

ある時は視覚、ある時は聴覚、とその時々で優先して使う感覚器は変わるようです。

どれか一つのタイプが特に強く出る傾向があるという事です。

お困りさん
お困りさん

うーん、どのタイプなのかまだよく分からないかな

本にはもっと多くの具体例や、脳タイプを診断する8つの質問が書かれているので、気になった方はぜひ読んでみてください。

なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか?

なぜ伝わらないのか?どうすれば伝わるコミュニケーションができるのか

ここからが本題です。

なぜ私たちの思いは相手に伝わりにくいのでしょうか?

それは、自分と相手の脳タイプが異なる場合が多いからなんです。

例えば、あなたが視覚優位型で、相手が聴覚優位型だったらどうでしょう?

あなた:「ほら、このグラフを見てください。一目瞭然ですよね?」
相手:「うーん、もう少し詳しく説明してもらえませんか?」

こんな会話、よくありますよね?

これは、情報の受け取り方のミスマッチが起きているから起きる事なんです。

私も以前、プレゼンで苦労した経験があります。

資料をいくつも見せながら説明したのに、「もっと具体的に話してほしい」と言われて困惑したことがありました。

今思えば、これも脳タイプの違いだったんですね。

どうすれば伝わるのか?

では、どうすれば相手に思いを伝えられるのでしょうか?

西さんは、以下のようなアプローチを提案しています

  1. 相手の脳タイプを理解する まずは、相手がどのタイプなのかを観察してみましょう。相手の反応や好みから、ある程度推測できます。
  2. 複数の方法で伝える 視覚、聴覚、体感、それぞれの方法を組み合わせて情報を伝えます。例えば、図を見せながら(視覚)、説明し(聴覚)、実際に体験してもらう(体感)といった具合です。
  3. 相手のタイプに合わせて調整する 相手のタイプが分かったら、そのタイプに合わせた方法を重点的に使います。
  4. 自分のタイプを知る 自分がどのタイプなのかを知ることで、自分の偏りに気づき、他のタイプの人との違いを理解できます。

ララ
ララ

相手のタイプを理解するって、相手を思いやる事に繋がるから
より深い関係が築けそうですよね

実践のヒント

ここまで読んで「なるほど!」と思った方も多いのではないでしょうか?

でも、「実際にどうすればいいの?」という疑問も出てくると思います。

そこで、私なりの実践のヒントをいくつか紹介します。

  1. 観察力を磨く 日常生活で、周りの人の反応をよく観察してみましょう。どんな説明の仕方に反応がいいか、どんな資料を好むかなど、ヒントはたくさんあります。
  2. 自分の伝え方を振り返る 自分がどんな方法で情報を伝えようとしているか、客観的に見てみましょう。偏りがあれば、意識的に他の方法も取り入れてみます。
  3. フィードバックを求める 相手に「どう伝えれば分かりやすいか」を直接聞いてみるのも良いでしょう。相手の好みを知る良い機会になります。
  4. 多様な表現方法を学ぶ 図解の技術、効果的な話し方、体験型のワークショップの手法など、様々な表現方法を学んでみましょう。引き出しが増えれば、対応の幅も広がります。

私自身、この本を読んでから、プレゼンの仕方を変えてみました。

視覚資料だけでなく、音声や体験的な要素も取り入れたところ、理解度が格段に上がったんです!

脳タイプ別の効果的な学習法

この脳タイプ、学習効率アップにとても使えると思いました。 自分自身の学習にも使えますし、子どものタイプが分かれば子育てにも応用できちゃいますよね。

タイプ別に効果的と思われる学習法を考えてみましょう。

視覚優位型の記憶法とインプット方法

視覚優位型の人は、目で見た情報を最も効果的に記憶し、理解することができます。

となると効果的な方法はこんなものがあるのではないでしょうか。

効果的な方法

  1. マインドマップの活用
  2. 図解やイラストの使用
  3. フラッシュカードの利用

聴覚優位型の記憶法とインプット方法

聴覚優位型の人は、耳から入る情報を最も効果的に記憶し、理解することができます。

となると効果的な方法はこんなものがあるのではないでしょうか。

効果的な方法

  1. 音声教材の活用
  2. 自分で声に出して読む
  3. ディスカッションやグループ学習

体感優位型の記憶法とインプット方法

体感優位型の人は、実際に体験したり、感情を伴う情報を最も効果的に記憶し、理解することができます。

となると効果的な方法はこんなものがあるのではないでしょうか。

効果的な方法

  1. 実践的な体験学習
  2. ロールプレイング
  3. 感情や個人的な経験と結びつける

複合的なアプローチを忘れないで

タイプ別に学習法を考えてみましたが、実際には多くの人が複数の脳タイプの特徴を持っています。

そのため、これらの方法を組み合わせることで、より効果的な学習が可能になりますね。

例えば、化学の元素周期表を覚える際、こんな方法があります。

  1. カラフルな元素周期表のポスターを作成(視覚)
  2. 各元素の特徴を声に出して説明(聴覚)
  3. 元素記号を使った語呂合わせを作り、リズムに乗せて覚える(聴覚)
  4. 実際に元素を使った実験を行う(体感)

ここで大切なのは、一つの方法にこだわらず様々なアプローチを試してみることです。

複数の感覚を使うことで、より強く記憶できる可能性もあります。

いろいろな方法を試して、自分にぴったりの学習スタイルを見つけてみてくださいね。

ただ、子どもは成長過程で優位にする機能が変化していくので、どのタイプか判断するのはある程度成長してからになりそうです。

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まとめ

「なぜ、なかなか相手に伝わらないのか?」という悩みに対する答えは、意外と単純なのかもしれないと感じました。

お困りさん
お困りさん

相手が自分と脳が異なる方法で情報を処理しているからだったのね!

相手の脳タイプを理解し、それに合わせた方法で伝えることで、これまで伝わらなかった思いが、スムーズに伝わるようになるかもしれません。

もちろんすべての人間関係の問題がこれで解決するわけではありませんが、新しい視点を得ることができました。

脳タイプ以外の話も出てきますので、たくさんの発見ができた1冊でした。

この記事をきっかけに手に取っていただけたら嬉しいです。

ふむふむ
ふむふむ

この記事を読んでみて
文字での説明が分かりやすかった人は視覚優位型
声に出して読むと理解しやすかった人は聴覚優位型

実際に試してみたくなった人は体感優位型
かもしれないですな~

自分のタイプを知ることも、コミュニケーション上達の第一歩!

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