海水療法、塩水療法って、聞いた事ありますか?
この記事にたどり着いたという事は、もちろん聞いた事があるでしょう。
新たな治療法や健康維持の方法を求める声が日々高まっています。
そんな中、注目を集めているのが海水を使った治療法「キントン海水療法」です。
キントン海水療法について知りたい方におすすめの一冊、木村一相氏の著書「まだ誰も知らない超最先端のエネルギー医学 奇跡を起こす【キントン海水療法(マリンテラピー)】のすべて」をご紹介します。

この本は、現役の歯科医師がこの革新的な療法について詳細に解説した一冊です。
歯科治療にキントン海水療法を取り入れており、その驚くべき事例についても記載されています。

グラグラになっちゃって元に戻らないはずの歯が
キントン水でしっかりくっついちゃったとか…
驚きのエピソードが満載だよ
著者についてご紹介。
原液の歯科医師で、海水療法を実際にご自身のクリニックで実践されています。
オーソモレキュラーを学んだ上で、海水療法がすごい!と提唱されていますよ。
木村一相
Amazon著者紹介より抜粋
1967年東京都生まれ。日本大学歯学部大学院解剖学専攻卒業。
2008年頃より国内オーソモレキュラー治療の牽引役として延べ450人以上のドクターに重金属解毒法「USRA法による安全なアマルガム除去」を伝授。水銀アマルガム治療の症例は日本最多級5000件以上。
2015年度、知的財源を資産とする医師・歯科医師の集合体「クイックシルバー・サイエンティフィックジャパンチーム」を創立し、安心・安全な最先端医療を地域社会の方々へ還元し幸福で健康長寿な人生の実現をもたらすことを目指す。高濃度ビタミンC点滴療法学会理事。著書『安全なアマルガム除去マニュアル』(三恵社)『Dr.シェードのハイパー解毒メソッド』(ヒカルランド)。歯学博士。笹塚歯科院長。
キントン海水療法とは?
「キントン海水療法」は、19世紀末にフランスの生理学者ルネ・カントンによって確立された革新的な自然療法です。
カントンは、海水に含まれるミネラルと微量元素が人体の細胞外液と驚くほど類似しているという事を発見。
数々の研究と検証により、“海水は血液の代替になる”ことを突き止めました。
この発見は、人体の起源が海にあるという進化論的な観点からも非常に興味深いものでした。
そしてカントンは、キントン水(=飲用・点滴用に使用する塩水)を使う治療法を考案しました。
点滴の元になったキントン水
キントン水とは、スペイン沖の渦巻き潮流(Vortex)が起こる海域の特定の深さの所から採取した海水をろ過滅菌し、湧き水で濃度調整した非加熱の海水です。
ミネラルと微量元素が人体に良い影響もたらすとされています。
フランスで作られていたキントン水は、1982年までは薬品として登録されていました。
多くの病気に効果があるとされ、フランス政府が国民に無償提供していた時期もあるほど。
チフスやコレラなどが蔓延した時に、カントンはこの海水療法で10万人以上の命を救ったとされています。
現代の医療における生理食塩水の利用の先駆けであったとされています。
フランスで盛り上がった海水療法(マリンテラピー)は、次第にアメリカにも広がっていきました。
日本でも現在、このようなキントン水が入ったアンプルが販売されており、医療機関をはじめ個人でも利用されています。


ルネ・カントンとは?
ルネ・カントンは19世紀末に活躍したフランスの生理学者です。
医学アカデミーのメンバーであり、科学アカデミーの学長を務めていました。
さまざまな動物の温度および塩分濃度を調べ、海水が人間の血液と成分が非常によく似ていることに注目します。
同じ時代に活躍したルイ・パスツールとよく比較されます。
海水療法の効果と仕組み
細胞環境の最適化
キントン海水療法の核心は、体内の細胞環境を最適化することにあります。
人体の約60-70%(乳幼児では80%)が水分で構成されているため、適切な水分とミネラルのバランスを保つことは極めて重要です。
ただ、細胞の内外に存在する水の研究はなぜか忘れられており、ほとんど発展していないと言います。
著者は文中で、分子栄養学を学んでいた頃は必死にタンパク質や脂肪や糖質などの生化学反応について勉強したが、人体の構成成分で一番多い「”水”を見逃していた」と語っています。
人体は水風船のようだと例えられます。
皮膚という風船に囲われた内部は水が満たされていて、そこに細胞(細胞の塊である臓器も)が浮いているような状態だと。
しかも、浮いている細胞の内部も大半が水です。
そしてこれらの水にはミネラルが含まれていて、ミネラル水は栄養分を分解したり細胞内外での出し入れ等を担っているとされています。
著者が言うように、栄養そのものを摂取しても、それを分解吸収できるための水がないと意味が無いという事です。
体は電気で動いている
また、体は電気信号で動いていますね。
細胞内のミトコンドリアも電気で動き、エネルギーを発生させています。
水は電気をほとんど通さないという性質を持っていますが、塩水になると電気をよく通します。
体内の水がミネラル水(塩水)であるという事は、電気をよく通し体の働きがスムーズになります。

体内の水不足によって様々な病気が引き起こされているのでは?
と主張する書籍もありますね。
塩と水の世界、興味深いです。


78種類のミネラルと微量元素
キントン海洋水には、人体に必要な78種類のミネラルと微量元素が含まれているとされています。
これらの成分は、細胞の代謝や機能の復元、向上に重要な役割を果たします。
また、海水には”選択的抗菌性”があり、害をなす菌を減らし、有益な菌を増やすように働くとのこと。
現代医療のような殺菌・滅菌だと有益な菌や無害な菌も殺してしまうため、キントン水は身体への負担も少ないと言えますね。
現代医療における海水療法の応用
点滴治療
多くの医療機関で、キントン海洋水を用いた点滴治療が行われています。
これにより、直接体内にミネラルを補給し、細胞環境を整えることができます。
キントン水を用いずとも、点滴の生理食塩水も同じ考えですね。
内服治療
キントン水は飲用としても利用されており、日常的な健康維持にも役立ちます。
特に起床後の朝や食事前などの空腹時に摂取するのが効果的とされています。
皮膚疾患への応用
アトピー性皮膚炎や乾癬などの皮膚疾患に対しても、海水療法は効果を発揮します。
ミネラルが豊富な海水は、皮膚の保湿や免疫機能の改善に寄与します。
水に溶けてイオン化されたミネラルは、皮膚から経皮吸収が可能です。

キントン水ではないですが、温泉もミネラル水です。
ミネラルは皮膚にいい作用をもたらす物が多いので
バスソルトなどを活用すると、美肌になれるかもしれませんよ。
お肌に対しては、フランスのタラソテラピー(日本語では「海洋療法」)が有名ではないでしょうか。
日本ではエステなどの美容目的のイメージがあるかもしれませんが、フランスでは治療と考えられているもの。
海水・海藻・海泥などを利用し、薬理効果だけでなく海水による浮力での物理効果などが得られます。
温泉での「湯治」と近いイメージですね。
海水療法の安全性と認可状況
キントン海洋水は、アメリカFDAやスペインマドリッド医薬局などにより認可されています。
また、製造過程では厳格な品質管理が行われ、雑菌を含まない安全な製品として提供されています。
まとめ:自然の力を活かした究極の健康法
キントン海水療法は、自然界に存在する海水の力を最大限に活用した画期的な健康法と紹介されていました。
100年以上前に驚くような成果を上げた治療法であった事など、ほとんど知られていない現実も知る事ができました。
健康に関心のある方々にとって、この自然療法は新たな健康維持の道を開く鍵となるかもしれません。
海の恵みを活かした究極の健康法、海水療法。
良かったら一度、この本を読んで衝撃を受けてみてください。
